「セルフレジ」で万引き横行「ミスか故意か見極め難しい」…手元・顔を撮影する対策も、という記事が出ていました。
今ごろ「万引き対策」???
「セルフレジ」で万引き横行「ミスか故意か見極め難しい」…手元・顔を撮影する対策も、という記事が出ていました。
ですよね。
いったい誰が監視しているのだろう?
お客様全員が、きちんと全ての商品をスキャンしているとは限らないのでは?
と多くの人が疑問を抱いていたのではないでしょうか。
レンタル業界では、1980年代から万引き対策に取り組んでいました。
LPレコード(30cm×30cm)ですら万引きされたお店があったそうなので、その4分の1サイズのCDはもっと危ないに違いありません。
そこでCDディスク本体はバックヤードに保管して、外ケースのみ展示するようにしていました。ビデオも同様です。
その後、防犯ゲートを設置して、商品に防犯タグを忍ばせておきます。会計を済ませずに外に持ち出そうとすると防犯ゲートが鳴る仕組みです。
店内には、鏡や、防犯カメラを設置し録画していました。
インターネットが普及すると、事務所とお店をスカイプのようなネット電話で結び、複数の防犯カメラの映像を事務所からでもチェックできるように設定していました。
防犯ゲートや全在庫分の防犯タグ、ストック用品などお金もかかりますし、バックヤードからCDを取り出す手間もかかります。
そこまでして万引き対策をするのは、
「お客様に万引きなどさせて犯罪者にしてはいけない」と考えたからです。
以前、万引きした少年を追いかけたら、その少年が事故に遭って死亡した事件がありました。お店に対して避難の声が高まり、遂にお店は閉店せざる負えなくなりました。意味が分かりませんでした。
さて、かの「セルフレジ」ですが、導入当初からこのような結果になるのは分かっていたはずです。
通常のレジとセルフレジがあるのに、お客様が並ぶ導線は1本だけというのも無理があるように思います。
その場しのぎのセルフレジ導入だったのでしょうね。